ウズベキスタン 0−1 日本 2009年6月6日 タシケント パフタコールスタジアム
得点 岡崎

戦前は非公開練習をさせてもらえないとか、練習場がちゃんと伝えられない等、久々にアウェーの洗礼っぽい話題もあったこのゲーム。日本は勝てばワールドカップ出場決定。ウズベキスタンはプレーオフ出場権に望みを繋ぐ為にも負けられない。
序盤からパスワークでボールポゼッションする日本が押し気味にゲームを掌握。
その流れから先制は日本。
9分、中央の憲剛がディフェンスライン越しの浮き球パスを送ると、右寄りに位置していた岡崎が抜群のタイミングで抜け出し競り合いの中、厳しい体勢からなんとかトラップし左足でシュート。これは一旦GKが防ぐが、シュート後に前に倒れつつもボールの行方を見失わなかった岡崎が執念でヘッドで押し込みゴール!

先制後は中盤で50:50のボールをことごとくウズベキスタンに拾われる日本。
シリア人のレフェリーによるホイッスルがホーム寄りな事もあり、ファウルでプレーが分断しがちな展開で、その都度ディフェンスで中盤が下がる為、なかなかラインを上げることが出来ず、最終ラインの中澤、闘莉王が跳ね返すシーンが続く。
ウズベキスタンは華麗なパスワークやコンビネーションこそ無いものの、ストライドの長いドリブルで日本ディフェンスをかわし、力づくでボールを運んでいく。陣形が崩れた日本は下がった俊輔などが無理な体勢からボール保持者にアタックするのでファウルがどうしても増える。そして又ウズベキスタンのセットプレーだ。
ウズベキスタンに流れから崩される雰囲気は無いが、セットプレーは別物。要注意だ。
後半開始。落ち着きを取り戻した日本は再びラインを押し上げ、パスワークによるポゼッションが復活。
しかし、負けられないウズベキスタンも必死だ。15分過ぎからは又ウズベキスタンの時間帯に。中盤でのセカンドボールが拾えない日本。そこをウズベキスタンに好きなようにされている。
20分には中盤が機能していないという判断からか、憲剛OUT、本田IN。
さらに23分、大久保OUT、矢野IN。
これは芝の問題もあり、パスワークが使えないと踏んで、自由にポジションチェンジする大久保の動きよりも、矢野を中央でターゲットマンとして固定し、矢野のポストプレーから展開を図ろうとしての起用だろうか。矢野は前線でがんばり、ポストプレーをまずまずこなし、中盤に時間的余裕をもたらしつつある。
そんな中、29分にゴールほぼ正面でFKを得た日本だが、俊輔の蹴ったボールはゴール右に逸れる。
30分頃からは中盤でウズベキスタンがボールを持っても、日本はますます組織で奪いに行けないようになって来る。選手交代の影響もあり守備の連動の精度が悪い。というか連動していない。その為個人でがんばるしかなくなり、ファウルから相手FKという展開だ。34分には日本左サイド寄りのFKからのボールが日本ゴールを掠め、その後もCKが連続してかなり苦しい時間帯となるが、楢崎のファインセーブや拙いフィニッシュにも助けられなんとか凌ぐ日本。
37分頃、中盤でファウルを受けた俊輔が急いでリスタートし、充分に距離を取らなかった相手に当たったボールをそのまま奪われるもプレーオン。俊輔も急ぐ必要は無いのだから時間稼ぎをしても良かった場面のはずだ。スタジアム内に時計が無く残り時間が分かっていないからだろうか。ベンチワークが問われる場面だった。
40分過ぎ。もうパス回しで時間稼ぎをしても良い時間帯だ。しかし日本は無理な体勢からフィニッシュし、簡単に跳ね返されてカウンターを食らっている。もうちょい、したたかになって欲しいね。
43分。長谷部が一発レッドで退場。相手選手にヒジ打ちしたと判定されたようだ。
さらに、ピッチの選手にライン際から指示を送っていただけの岡田監督も何故かレッドで退席!
ロスタイムに入った所で、俊輔OUT、阿部IN。ロスタイムは4分だ。ここでウズベキスタンがペナルティエリア内でシュートを放つが大きくワクを逸れる。
47分、ゴール正面やや遠めからウズベキスタンのFK。しかしこれもワクを逸れる。
48分にも中央に放り込まれたボールをペナ外からミドルシュートするもワクの外。
日本ディフェンス陣がなんとか踏ん張る中、試合終了。
前回大会に続き、また日本が世界で一番早くワールドカップへの切符を手にした。
「こんなレフェリーも居るのかな、というくらいビックリした」という岡田監督のコメント通り、後味の悪いゲームだった。まさにアジアレベルのレフェリング。日本協会は正式に抗議して欲しいね。ウズベキスタンが買収したとは思えないが、こんなことさせないようにアジア内での政治力を高めて欲しい。
しかし選手は良くがんばった。
後予選は2試合あるが、戦術熟成の為に有効に使って欲しいし、それ以外にもアジア以外の競合とのマッチメイクを進めて欲しい。オシム以降、世界トップ10とのゲームって無いはずだ。アジアカップ優勝を逃した為に、コンフェデレーションズ・カップに出場できないのが痛いな。競合と実戦で当たらずしてワールドカップ4位以内は無理でしょう。協会にはホント、がんばってもらいたい。
それにしても、やっぱりアジアの予選は何かとやっかいだな・・・・
本大会ではこんな低レベルなレフェリングは無いだろうが、したたかには戦って欲しい。
そして、ワールドカップからの帰国も世界最速にならないように、がんばって欲しいね。